1. 2767 円谷フィールズホールディングス|プライム|卸売業|大型(時価総額1,576.84億円)
- 直近終値:2,410円
パフォーマンス指標
| 2023年収益率 | 2024年収益率 | 2025年収益率 | 2026年収益率 | 月次収益率 | 週次収益率 |
|---|---|---|---|---|---|
| -7.32% | 44.44% | 1.26% | 30.62% | 67.94% | 63.39% |
コメント(材料・仮説・所感)
- 円谷フィールズ---連日のストップ高、決算サプライズ続く
- 27日に発表した業績予想の上方修正、並びに、特別配当の実施を引き続き評価する動きが優勢。
- 特別配当の実施によって年間配当金は従来の70円から140円にまで引き上げられたが、決算説明会では、配当金は28年3月期以降も維持が可能で、業績伸長によりさらに増額の可能性ともされているようだ。
2. 8254 さいか屋|スタンダード|小売業|超小型(時価総額23.64億円)
- 直近終値:369円
パフォーマンス指標
| 2023年収益率 | 2024年収益率 | 2025年収益率 | 2026年収益率 | 月次収益率 | 週次収益率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 18.71% | 8.42% | -4.18% | -5.63% | 28.13% | 39.25% |
コメント(材料・仮説・所感)
- さいか屋が急騰、上限81万株の自己株取得枠を設定、取得した全株を消却へ
- 自己株を除く発行済み株式数の12.04%
3. 6337 テセック|スタンダード|機械|小型(時価総額174.89億円)
- 直近終値:3,135円
パフォーマンス指標
| 2023年収益率 | 2024年収益率 | 2025年収益率 | 2026年収益率 | 月次収益率 | 週次収益率 |
|---|---|---|---|---|---|
| -13.96% | -37.86% | 38.03% | 50.00% | 30.84% | 33.97% |
コメント(材料・仮説・所感)
- 半導体用ハンドラ(選別装置)国内上位。個別半導体用テスター(測定装置)は世界トップクラス
- テラダインやアドバンテストの好決算から。半導体関連
4. 7740 タムロン|プライム|精密機器|大型(時価総額2,456.10億円)
- 直近終値:1,438円
パフォーマンス指標
| 2023年収益率 | 2024年収益率 | 2025年収益率 | 2026年収益率 | 月次収益率 | 週次収益率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 78.82% | 71.89% | -7.58% | 38.80% | 25.81% | 28.85% |
コメント(材料・仮説・所感)
5. 6364 AIRMAN|プライム|機械|中型(時価総額768.01億円)
- 直近終値:2,546円
パフォーマンス指標
| 2023年収益率 | 2024年収益率 | 2025年収益率 | 2026年収益率 | 月次収益率 | 週次収益率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 91.36% | -29.46% | 0.22% | 39.28% | 32.95% | 28.07% |
コメント(材料・仮説・所感)
- 建設現場用等の可搬式エンジンコンプレッサー大手。高所作業車、エンジン発電機も手がける
- 【決算速報】AIRMAN<6364>---27年3月期1Qは増益、経常利益は67.9%増
- 自社株買い
6. 2737 トーメンデバイス|プライム|卸売業|大型(時価総額1,438.62億円)
- 直近終値:21,150円
パフォーマンス指標
| 2023年収益率 | 2024年収益率 | 2025年収益率 | 2026年収益率 | 月次収益率 | 週次収益率 |
|---|---|---|---|---|---|
| -3.42% | 29.78% | 89.00% | 54.38% | 34.80% | 28.03% |
コメント(材料・仮説・所感)
- 韓国サムスン電子製品に特化した半導体商社。DRAM・フラッシュメモリーが主。豊田通商系
- トーメンデバイス---ストップ高買い気配、大幅上方修正・増配にポジティブインパクト
7. 8995 誠建設工業|スタンダード|不動産業|超小型(時価総額19.92億円)
- 直近終値:990円
パフォーマンス指標
| 2023年収益率 | 2024年収益率 | 2025年収益率 | 2026年収益率 | 月次収益率 | 週次収益率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 37.92% | -30.08% | 165.91% | -38.13% | 21.32% | 24.84% |
コメント(材料・仮説・所感)
- 大阪府堺市中心に低価格の戸建て分譲住宅事業を展開。注文住宅建築やリフォームも手がける
- 副首都構想関連銘柄として物色続く。
8. 4434 サーバーワークス|スタンダード|情報・通信業|小型(時価総額187.18億円)
- 直近終値:2,358円
パフォーマンス指標
| 2023年収益率 | 2024年収益率 | 2025年収益率 | 2026年収益率 | 月次収益率 | 週次収益率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 29.39% | -24.35% | -25.49% | 30.20% | 17.08% | 24.83% |
コメント(材料・仮説・所感)
- アマゾンのクラウド「AWS」の課金代行、導入・運用支援を展開。グーグルクラウド関連育成中
- 決算速報】サーバーワークス<4434>---27年2月期1Qは増益、経常利益は92%増
9. 2673 夢みつけ隊|スタンダード|小売業|超小型(時価総額11.92億円)
- 直近終値:114円
パフォーマンス指標
| 2023年収益率 | 2024年収益率 | 2025年収益率 | 2026年収益率 | 月次収益率 | 週次収益率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 0.90% | -13.39% | 86.46% | -37.02% | 15.15% | 22.58% |
コメント(材料・仮説・所感)
- 趣味性高い商品のカタログ通販「夢みつけ隊」事業が柱
- 代表者名: 佐々木ベジ
10. 4220 リケンテクノス|プライム|化学|大型(時価総額1,136.25億円)
- 直近終値:2,216円
パフォーマンス指標
| 2023年収益率 | 2024年収益率 | 2025年収益率 | 2026年収益率 | 月次収益率 | 週次収益率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 75.16% | 27.30% | 43.19% | 43.90% | 23.45% | 21.56% |
コメント(材料・仮説・所感)
- 塩ビコンパウンド首位。エラストマー注力。建材用では化粧材用フィルム強い。海外展開で先
- <決算速報>リケンテクノ、27年3月期第1四半期決算は純利益92.8%増の大幅増益
11. 9258 CS-C|グロース|サービス業|超小型(時価総額23.52億円)
- 直近終値:353円
パフォーマンス指標
| 2023年収益率 | 2024年収益率 | 2025年収益率 | 2026年収益率 | 月次収益率 | 週次収益率 |
|---|---|---|---|---|---|
| -43.53% | 28.77% | -3.48% | -1.94% | 21.72% | 20.48% |
12. 4461 第一工業製薬|プライム|化学|大型(時価総額1,348.36億円)
- 直近終値:12,620円
パフォーマンス指標
| 2023年収益率 | 2024年収益率 | 2025年収益率 | 2026年収益率 | 月次収益率 | 週次収益率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 1.34% | 99.38% | 114.60% | 51.14% | 16.74% | 20.19% |
13. 5574 ABEJA|グロース|情報・通信業|小型(時価総額272.49億円)
- 直近終値:2,732円
パフォーマンス指標
| 2023年収益率 | 2024年収益率 | 2025年収益率 | 2026年収益率 | 月次収益率 | 週次収益率 |
|---|---|---|---|---|---|
| -39.90% | -45.49% | 47.74% | 14.50% | 15.81% | 19.46% |
14. 6912 菊水ホールディングス|スタンダード|電気機器|小型(時価総額199.23億円)
- 直近終値:2,264円
パフォーマンス指標
| 2023年収益率 | 2024年収益率 | 2025年収益率 | 2026年収益率 | 月次収益率 | 週次収益率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 22.04% | 11.57% | 35.66% | 21.07% | 13.20% | 18.60% |
15. 4661 オリエンタルランド|プライム|サービス業|超大型(時価総額57,020.28億円)
- 直近終値:3,167円
パフォーマンス指標
| 2023年収益率 | 2024年収益率 | 2025年収益率 | 2026年収益率 | 月次収益率 | 週次収益率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 37.82% | -34.67% | -15.50% | 9.21% | 21.11% | 18.06% |
16. 3851 日本一ソフトウェア|スタンダード|情報・通信業|超小型(時価総額54.76億円)
- 直近終値:1,063円
パフォーマンス指標
| 2023年収益率 | 2024年収益率 | 2025年収益率 | 2026年収益率 | 月次収益率 | 週次収益率 |
|---|---|---|---|---|---|
| -9.61% | -12.01% | -8.68% | 31.40% | 23.89% | 17.98% |
17. 9697 カプコン|プライム|情報・通信業|超大型(時価総額21,128.57億円)
- 直近終値:3,964円
パフォーマンス指標
| 2023年収益率 | 2024年収益率 | 2025年収益率 | 2026年収益率 | 月次収益率 | 週次収益率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 6.82% | 52.74% | 5.09% | 7.72% | 19.87% | 17.84% |
18. 299A クラシル|グロース|サービス業|中型(時価総額498.26億円)
- 直近終値:1,164円
パフォーマンス指標
| 2023年収益率 | 2024年収益率 | 2025年収益率 | 2026年収益率 | 月次収益率 | 週次収益率 |
|---|---|---|---|---|---|
| - | 15.08% | 1.82% | -1.36% | 14.12% | 17.81% |
19. 3131 シンデン・ハイテックス|スタンダード|卸売業|超小型(時価総額86.52億円)
- 直近終値:4,100円
パフォーマンス指標
| 2023年収益率 | 2024年収益率 | 2025年収益率 | 2026年収益率 | 月次収益率 | 週次収益率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 4.37% | -3.87% | 12.11% | 39.08% | 12.79% | 16.64% |
20. 3156 レスター|プライム|卸売業|大型(時価総額1,240.50億円)
- 直近終値:4,125円
パフォーマンス指標
| 2023年収益率 | 2024年収益率 | 2025年収益率 | 2026年収益率 | 月次収益率 | 週次収益率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 38.10% | -6.32% | 6.76% | 47.27% | 10.59% | 16.53% |
連続上昇
| コード | 銘柄 | 市場 | 業種 | 時価総額(億円) | 連騰日数 | 上昇率 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 9308 | 乾汽船 | スタンダード | 海運業 | 492.8 | 9日 | +14.13% |
| 5122 | オカモト | プライム | ゴム製品 | 1,062.0 | 9日 | +13.21% |
| 9245 | リベロ | グロース | サービス業 | 114.2 | 8日 | +8.53% |
| 8254 | さいか屋 | スタンダード | 小売業 | 23.6 | 7日 | +48.19% |
| 5587 | インバウンドプラットフォーム | グロース | 情報・通信業 | 32.9 | 7日 | +11.70% |
| 7369 | メイホーホールディングス | グロース | サービス業 | 18.2 | 7日 | +9.63% |
| 6042 | ニッキ | スタンダード | 輸送用機器 | 80.5 | 7日 | +7.91% |
| 7314 | 小田原機器 | スタンダード | 輸送用機器 | 41.3 | 6日 | +3.23% |
| 3690 | イルグルム | スタンダード | 情報・通信業 | 35.3 | 6日 | +4.33% |
| 7575 | 日本ライフライン | プライム | 卸売業 | 1,119.4 | 6日 | +13.93% |
| 3791 | IGポート | スタンダード | 情報・通信業 | 215.6 | 6日 | +13.53% |
| 7975 | リヒトラブ | スタンダード | その他製品 | 42.7 | 6日 | +1.73% |
| 3076 | あい ホールディングス | プライム | 卸売業 | 1,669.4 | 6日 | +9.91% |
| 9279 | ギフトホールディングス | プライム | 小売業 | 1,028.5 | 6日 | +7.55% |
| 3179 | シュッピン | プライム | 小売業 | 289.4 | 6日 | +9.45% |
逆行・調整局面だが注目銘柄
285A キオクシアホールディングス|プライム|電気機器|超大型(時価総額254,467.83億円)
- 直近終値:46,500円
パフォーマンス指標
| 2023年収益率 | 2024年収益率 | 2025年収益率 | 2026年収益率 | 月次収益率 | 週次収益率 |
|---|---|---|---|---|---|
| - | 13.89% | 517.46% | 309.69% | -39.61% | -16.98% |
コメント(材料・仮説・所感)
- 業績悪化というより、株価が先に期待を織り込みすぎた反動という面が大きいです。
- 7月28日にはKOSPIが10%超下落し、サーキットブレーカーも発動したと報じられています。
- 「足元の業績」よりも「AI投資がこの先も続くのか」「HBMやDRAM価格がピークアウトしないか」「中国勢が供給を増やさないか」を市場が見始めている
- キオクシアHD、純利益36倍=AI特需続く―26年9月中間予想
6703 沖電気工業|プライム|電気機器|大型(時価総額2,398.48億円)
- 直近終値:2,750円
パフォーマンス指標
| 2023年収益率 | 2024年収益率 | 2025年収益率 | 2026年収益率 | 月次収益率 | 週次収益率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 28.49% | 17.49% | 87.26% | 36.75% | -18.52% | -17.91% |
コメント(材料・仮説・所感)
- *OKI-4~6月期の連結営業損益は18億6000万円に赤字幅が拡大〔DZH 個別株情報〕
- SIでもハードウェア比率が高い
6723 ルネサスエレクトロニクス|プライム|電気機器|超大型(時価総額64,386.56億円)
- 直近終値:3,442円
パフォーマンス指標
| 2023年収益率 | 2024年収益率 | 2025年収益率 | 2026年収益率 | 月次収益率 | 週次収益率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 117.40% | -16.61% | 4.80% | 55.11% | -27.72% | -12.37% |
コメント(材料・仮説・所感)
4972 綜研化学|スタンダード|化学|中型(時価総額512.94億円)
- 直近終値:3,090円
パフォーマンス指標
| 2023年収益率 | 2024年収益率 | 2025年収益率 | 2026年収益率 | 月次収益率 | 週次収益率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 41.45% | 49.42% | 45.60% | 17.09% | -12.09% | -18.58% |
コメント(材料・仮説・所感)
相場関連ニュースピックアップ
- 2026-08-02 嫌われるAI、「恩恵なき熱狂」に疑いの視線 米中間選挙の新たな戦場
- 2026-08-01 NY債券、長期債下落 10年債利回り4.73% 一時1年半ぶり高水準
- 2026-08-01 NY商品、原油反発 イランがホルムズ海峡でタンカー攻撃と伝わる 金は反落
- 2026-07-31 7月の日経平均、4カ月ぶり反落 AI・半導体関連株安で
- 2026-07-31 米テック4社、4〜6月現金15兆円流出 本業超えるAI投資の持続力試す
- 2026-07-31 Microsoft、株価一時17%急騰 時価総額は1日で史上最大の72兆円増
- 2026-07-31 村田製作所の純利益44%増に上振れ 27年3月期、AI向け電子部品好調
- 2026-07-31 キオクシア決算、7〜9月の「純利益33倍」超えるか 長期契約に関心
- 2026-07-31 日銀、26年度の成長率見通し0.6%に AI需要など見込み引き上げ
- 2026-07-30 東京エレクトロンの26年4〜9月、純利益210億円上振れ AI特需が加速
- 2026-07-30 サムスン半導体営業益が223倍の10兆円 4〜6月、スマホは初の赤字
- 2026-07-30 パナソニックHD、27年3月期の純利益2.4倍 AI関連好調で上振れ
- 2026-07-30 AI・半導体株が急反発 キオクシア決算前に好業績期待
- 2026-07-30 26年度実質成長率が1.3%→0.9%に下振れ 政府見通し、原油高を反映
- 2026-07-29 アドバンテスト、純利益1945億円上方修正 27年3月期76%増
- 2026-07-29 東証大引け 日経平均は続落 2カ月ぶり安値 韓国株安で半導体売り
- 2026-07-29 東証グロース250指数が年初来安値 宇宙関連株など急落、反転に時間も
- 2026-07-28 日経平均終値2566円安、韓国発AI株安再び キオクシアがストップ安
- 2026-07-28 新興株28日 グロース250が年初来安値 AI・半導体の急落で心理悪化
- 2026-07-27 半導体高騰、あと2年は続く マテハン大手ダイフク社長に聞く景気
今週のポイント
今週は、AI・半導体関連の急落で調整色が強まった一方、主力企業の決算はかなり強く、相場の見方が難しい週でした。株価は不安定ですが、業績面ではAI需要の強さが確認されており、「テーマ終了」ではなく、過熱した株価の調整と見るのがよさそうです。
-
日経平均は4カ月ぶり反落、調整相場の色が濃くなった
7月の日経平均は4カ月ぶりに反落しました。週中には日経平均が2カ月ぶり安値となり、韓国株安をきっかけに半導体関連が売られる場面もありました。キオクシアはストップ安となり、グロース250も年初来安値をつけています。
これまでの相場は、AI・半導体関連が下げてもすぐに押し目買いが入りましたが、今週は下げに対して投資家心理がかなり悪化しました。特に、韓国のSKハイニックス安やサムスン決算など、海外半導体株の動きが日本株に強く波及しています。
ただし、相場全体が完全に崩れたというより、AI・半導体に集中していた資金がいったん整理されている局面だと思います。
-
半導体の決算は強く、業績面では支えがある
株価は大きく揺れましたが、半導体関連の決算はかなり強い内容でした。東京エレクトロンはAI特需で純利益を上振れ、アドバンテストも27年3月期の純利益を大きく上方修正しました。村田製作所、パナソニックHD、京セラ、東京応化工業、SCREENHDなどもAI・半導体需要を背景に業績上振れが目立ちます。
サムスンの半導体営業益も大きく改善しており、メモリー市況やAI向け需要の強さは続いています。ダイフク社長の「半導体高騰はあと2年続く」という見方も、設備投資サイクルの継続を示しています。
-
AI投資への疑念が強まり、半導体一本足相場に警戒感
米テック4社は4〜6月に現金15兆円を流出させ、本業を超えるAI投資の持続力が問われています。MicrosoftはAIクラウドを背景に株価が急騰しましたが、一方でAppleは半導体不足による成長鈍化が意識され、株価が一時下落しました。
これまでのAI相場では、「AI投資が増えること」自体が好材料でした。しかし今週は、投資額の大きさが逆にリスクとして見られ始めています。AI投資が本当に収益につながるのか、資金流出に見合う利益を出せるのかが、今後の大きな論点になりそうです。
そのため、AI関連でも、単にテーマ性があるだけの銘柄より、実際に受注・利益・キャッシュフローにつながっている企業が選ばれやすくなると思います。
-
金利・原油・円相場が調整局面を深くしている
米10年債利回りは一時4.73%と、1年半ぶりの高水準になりました。金利上昇は、高PERグロース株やAI関連のバリュエーションには逆風です。日本でも銀行の定期預金金利引き上げが相次いでおり、金利のある世界が着実に進んでいます。
原油も、イランやホルムズ海峡をめぐる緊張で反発しました。政府の26年度実質成長率見通しも、原油高を反映して1.3%から0.9%へ下振れています。原油高は、空運、陸運、外食、小売、化学、住宅関連などにはコスト上昇要因になります。
円相場は160円台前半で、介入観測による円買いも出ています。円安は輸出株には追い風ですが、ここまでくると介入警戒や原油高による輸入コスト増もあり、単純な円安メリット相場ではなくなっています。
-
グロース株には厳しいが、内需・金融・AI実装には循環余地
今週はグロース250が年初来安値となり、個人投資家の心理も悪化しました。高PER、赤字、テーマ先行の銘柄は、金利上昇と半導体株安の影響を受けやすいです。
一方で、銀行株や証券株には引き続き金利上昇・売買活況の追い風があります。また、AIテーマも半導体製造装置だけでなく、富士通、NEC、伊藤忠商事、パナソニックコネクトなど、業務効率化や企業内AI活用へ広がっています。
ここからは、AIを「作る」企業だけでなく、AIを「使って利益率を上げる」企業にも注目が移りそうです。
-
地震・供給網・レアアースも中期リスクとして意識
熊本地震を受けて、自動車・半導体の供給網への影響を最小限にするという政府発信もありました。九州・熊本は半導体関連投資が集中している地域であり、地震やインフラ障害は中期的なリスクとして見ておく必要があります。
また、レアアース関連では、JOGMECのナミビア鉱山開発出資や、レアアース供給停止時のGDP影響試算なども出ています。AI・半導体・EV・防衛に関わる素材の安定調達は、今後も重要テーマになりそうです。
来週に向けた見方
来週の日本株は、AI・半導体関連に押し目買いが戻るか、それとも決算を通過しても戻り売りが続くかが最大の焦点です。
今週の決算を見る限り、半導体需要そのものは強いです。東京エレクトロン、アドバンテスト、村田製作所、パナソニックHDなどの業績上振れは、AI関連需要の実需を示しています。一方で、日経平均が4カ月ぶり反落し、グロース250が年初来安値となったことで、投資家心理はかなり慎重になっています。
来週の注目点は以下です。
- キオクシア決算でAI・メモリー需要の強さが確認できるか
- 好決算の半導体株に買いが戻るか、材料出尽くしで売られるか
- 米10年債利回りが4.7%台からさらに上昇するか
- ドル円160円台で為替介入警戒が続くか
- 原油高とホルムズ海峡リスクが再燃しないか
- グロース250の年初来安値から個人心理が悪化しないか
- 金融、内需、AI実装、還元銘柄へ資金が循環するか
セクター別には、半導体製造装置、電子部品、メモリー、AI実装、金融、証券、保険、レアアース、防衛、電力・データセンター関連は引き続き注目されやすいです。
一方で、過熱したAI・半導体株、赤字グロース、信用買いが多い人気株、原油高に弱い空運・外食・小売、借入負担の重い不動産・REITは慎重に見たい局面です。
全体としては、**「調整相場は継続。ただし、半導体の業績は強く、ここからは好決算銘柄を選別する局面」**という週になりそうです。